「で、何が言いたいの?」
「もっと論理的に話しなよ」
「これだから文系は…」
こんなことを言われたことはありますか?
これらはすべて、実際に私が上司から言われていた言葉です。(笑)
当時の私は、自分ではちゃんと筋道立てて話しているつもりでも、相手からすると分かりづらい話し方になっていました。
論理的に話を組み立てるには、「PREP法」というフレームワークを活用するのがオススメです。
実際に私は「PREP法」を用いることで、意図通りに話を伝えられるようになりました!
この記事では、PREP法の概要と活用例を解説していきます。
以前の私と同じように、「相手に伝わる話し方」を身に着けたくて悩んでいる人は、この記事でPREP法を学び、実践していきましょう!
目次
PREP法とは?
PREP法とは、
Point=結論
Reason=理由
Example=実例・具体例
Point=結論
という順番に話を展開して、相手に伝わりやすくするフレームワークです。
直接会話をするシーンだけでなく、メールなどの文章でも活用することが出来ます。
PREP法を使うメリット
PTEP法を使うメリットは、3つあります。
① 意図通りに相手に伝わる
② 円滑なコミュニケーションが取れる
③ 時間の節約により生産性が高まる
それぞれ詳しく説明していきます。
意図通りに相手に伝わる
「商品説明をしていたら、お客様を混乱させてしまった…」
「上司に報告するときに意図通りに伝えられなかった…」
そんな経験はありませんか?
私は、こういったことが頻繁にありました。
しかし、PREP法を学び、実践を重ねるうちに、意図した通りに話が出来るようになりました!
あなたも、PREP法を活用することで、伝えたいことを意図通りに伝えられるようになりますよ!
円滑なコミュニケーションが取れる
PREP法を用いて分かりやすく伝える力を身に付ければ、上司をイライラさせてしまったり、お客様を不安にさせてしまうことが減ります。
双方にとって、気分のよいコミュニケーションが取れるのです。
時間の節約により生産性が高まる
意図通りに伝えられないと、もう1度説明しなおしたり、メールを作成しなおさなければいけなくなってしまいます。
これでは、あなたと相手の大切な時間が奪われてしまいますよね。
PREP法を使うことで、時間を節約し、生産性を高めることが出来ます。
活用例を紹介
具体的な活用例として、「上司への相談編」と「顧客への提案編」を紹介します!
上司への相談編
~before~
「この前〇〇社に商談に行ったとき、『今使ってるコピー機はすぐ壊れる』って言ってたんです。
詳しく聞くと、かなり安いコピー機を使ってるみたいなんです。
ウチのB商品って、値段は高いけど長持ちするじゃないですか。
なんで、〇〇社にはB商品を推していく行く方がいいかなあと思うんです。
A商品の方が安くて売りやすいんですけど、A商品を売ったらウチの商品も『すぐ壊れる』って思われたらやだな~って思ってて…。」
~after~
POINT(結論)
「〇〇社には、B商品を提案していくべきだと思います。」
REASON(理由)
「理由は、B商品であれば、値段が高い代わりに十分な効果が期待できるからです。」
EXAMPLE(具体例・事例)
「以前〇〇社と商談した際、『安いコピー機をずっと使っているけど、一向に効果がでない』というお悩みを伺いました。」
POINT(ポイント・結論)
「その為、低価格のA商品ではなく、効果重視のB商品を提案する方が、長期的な信頼関係の構築に繋がると考えています。」
顧客への提案編
~before~
「ウチのB商品は、値段は相場より高いですが、品質が良く長く使えます。
A商品っていうのもあるんですけど、安い代わりにB商品よりも質が劣るんです。
B商品なら数年は持つ場合がほとんどなんですよ。
安いものを何回も買うより、多少高くても長く使える方がいいと思います。
他のお客様もB商品の方がいいって言ってましたよ!」
~after~
POINT(結論)
「以前お伺いしたお客様の状況や市場の動向を踏まえますと、御社にはB商品がベストです。」
REASON(理由)
「なぜなら、B商品であれば、1度のご購入で長く使っていただけるからです。」
EXAMPLE(具体例・事例)
「実際に、他のお客様からも『高いなとは思ったけど、こんなに長持ちするなら買ってよかったよ』というお言葉を頂戴しました。」
POINT(ポイント・結論)
「その為、御社には是非B商品でをご購入頂き、長く使っていただくことで無駄なコストを削減して頂きたいです。」
いかがですか?
PREP法を使う方が、話が分かりやすく、スッと入ってくる感じがしたと思います。
ビジネスシーンのおけるコミュニケーションでは、「自分の頭の中」と「相手の頭の中」が同じになるように心掛ける必要があります。
PREP法を用いると、自分と相手の共通認識を作ることが出来るんです!
実践あるのみ!
PREP法のような便利なフレームワークは、世の中にたくさんあります。
ネットや本から情報を仕入れることが容易な昨今では、「知っている」のに、「使いこなせない」人がたくさんいます。
知識だけは沢山あるのに活用しきれていない「ノウハウコレクター」にならないよう、どんどん実践して、自分のものにしていきましょうね!
現状を変えるのは、知識ではなく行動です!!!
まとめ
今回の記事の内容を簡単にまとめます。
・PREP法とは、「結論→理由→具体例→結論」の順で話を展開するフレームワーク
・PREP法を使うと意図通りに話が出来て、円滑なコミュニケーションや生産性の向上が期待できる
・頭に入れるだけでなく、実践することがとても大切
早速、明日から使ってみてくださいね!